考えさせられるニュースが出ました。

 

東京地裁は、平成29年9月21日付、「パソコンは人から借りれるので、自立更生の出費と認められない」という判決を出しました。

 

いきなり、こう書いても、分からないと思いますので

事件の経緯をサラッと書きます。

 

PC購入費について裁判となった経緯

ある女性が仕事がなくなったので、生活保護の受給決定。

その間、派遣で仕事をして、収入を得ていたことが判明。

福祉事務所から余分に受け取った保護費の返還を求められる。

女性は、PCの購入費は「自立更生の出費」ということで返還を拒否。

このPC購入費の取り扱いについて、裁判で争っていた。

 

という件です。

 

 

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「自立更生の出費」ですが

簡単に言ってしまうと

「生活保護法では、受給に不正が見つかり、返還が必要になった場合でも、自立に向けた支出であれば、ある程度は返還を免除する。」

というものです。

 

今回、その女性側は、パソコンの購入費については、自立に向けた支出なので返還は免除されるべき

という言い分です。

 

 

これは考えされられますね。

 

 

裁判所側は

「パソコンは知人から借りれるので、認めない。」

というスタンスなのですが

 

女性側の弁護士は

「パソコンを他人から日常的に借りるのは非常識。『原則全額返還』という考え方はおかしい。」

と訴えているとのこと。

 

確かに、パソコンを知人から日常的に借りるのは、普通ではない感じがします。

僕の完全な個人的な見解は、自立に向けてパソコンを買うくらいなら、認めてもいいのではないかと思います。

それで、自立できて、生活保護を受けなくて良くなるなら、社会からみても良いことですからね。

 

ただし、年金や他法との絡みがあって、堂々とOKといえないテーマなのでしょう。

裁判の判決は、それくらい社会的影響が大きいものですからね。

裁判官も、いろんなことを視野に入れながら、慎重な判断をしないといけないので、いたしかたがないのでしょう。

 

返還ではなく、生活保護費でパソコンを普通に買うのは大丈夫か?

ただし、今回は、不正受給の返還にかかるPC購入費でしたが

生活保護費でPCを買うのはどうなのでしょう?

 

これもまた、ケースワーカー、福祉事務所によって判断が分かれるところかと思いますが

僕としては、そんな高価なPCを買うわけでもないでしょうし

今の時代、PCを持つのは、「最低限度の文化レベル」なのかなと思います。

 

ですので、毎月の生活の中で、数千円ずつ、貯金して、中古で2~3万円程度のパソコン購入なら

問題ないと思ったりします。

 

ただし、これはあくまで僕の個人的な見解ですので、何の保障もありません。

 

実際に保護を受けている方や、保護を検討されている方は

保護を受ける福祉事務所やケースワーカーにしっかり相談してみてくださいね。

 

 

筆者からのメッセージ

僕は、地方公務員でケースワーカーとして、生活保護を担当してきました。

毎日、たくさんの保護相談を受けてきましたし、このページを読んでいるみなさんの中にも、保護を検討されている人も多いと思います。

しかし、実際の現場に出て分かったことは、生活保護の実情はそんなに甘いものではないということでした。

僕は、みなさんには、生活保護はオススメしません。

かといって、このサイトにたどり着いたみなさんに

今さら、「真面目にコツコツ働きなさい。」とも、いうつもりはありません。

 

お金がなく、生活に困っている、みなさんの役に、何とか立ちたいという想いから

地方公務員で、ケースワーカー経験者でありながら

生活保護を受けるよりも、「簡単」に生活苦から抜け出せる方法を

精一杯考えましたので、ぜひ、ご覧になってみてください。

 

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