生活保護法では、生活保護の受給条件として、

所有する資産で、換価価値があり、それを処分することで生活費に充てることができるものは、

処分した上で保護費を支給する、と定められています。

 

この

「処分して価値になるものは、基本的に全て処分すること。ただし社会通念上、保護世帯構成等から判断して、利用の必要があると認められるものや生活必需品については、その限りではない。」

という意味合いを

「保護を受けるには、贅沢品は持ってはいけない。」

という表現に置き換わって、捉えられている人が多いようですが

冷静に読んでみると、違いが理解できると思います。

 

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生活保護を受けるには、エアコンは処分するべき?

さて、ここで問題になってくるのが

所持しているエアコンを処分させ、生活費に充てさせる、ということは、社会通念上、贅沢なことか?

ということです。

 

結論からいうと、エアコンについては

「社会通念上、処分させることを適当としないもの」

として保護開始時、受給中も持っていることを

認めてられています。

 

確かに、昭和の時代であれば、エアコンの所持は、少し贅沢だったかもしれません。

しかし、今の時代、エアコンは、ほとんどの家にあると思います。

エアコンがない家を見つける方が、なかなか難しい気がしますね。

 

「保護者はエアコンなし!」は、ただのイジメ。

むしろ、想像してみてください。

生活保護を受けると、車の所持も許されませんので、外出がおっくうになります。

また、余計なお金は、もちろんありませんので、エアコンが効いているスーパーや喫茶店などで涼むことも中々できません。

 

そうだとしたら、基本は自宅の室内でいるしかないですが

エアコンがない部屋の温度は、異常な暑さです。

 

そんな地獄に30分でも居ようものなら、どんな人も熱中症にかかってしまうのは、簡単に想像できます。

いくら生活保護者だからといって、そんな地獄を強要することは、人間として筋が違うと思います。

 

また、もし生活保護者が熱中症になると、その医療費は生活保護費から充てられますので

結局、出費の方が大きくなってしまいます。

生活保護者の医療費も、全額、保護費からまかなわれます。

生活保護費は、みなさんの支払った血税ですので

生活保護者の医療費がかさばると、最終的に国民の皆さんの負担増になるだけです。

 

実際、数年前に、ある福祉事務所が、クーラーを贅沢品だとして外させ、その結果、保護者が熱中症になって、救急車で運ばれた。

という悲しい事件がありました。

 

費用的な面でなく、人道的にも、筋の違った福祉事務所だなと思います。

そういったことも考えると、エアコンの所持は贅沢とはいえない、というのは十分、理解できると思います。

雪国では、灯油などの必要性から、生活扶助費に冬季加算というものが加算されますが

悲しいかな、夏にはエアコン加算(夏季加算)なるものはありません。

 

ですので、保護者からみても、仮にエアコンを持っていたとしても、つけっぱなしにするような贅沢は基本的にしたくありません。

 

また、厚生労働省は

「社会福祉協議会が個々の事例にもとづき、自立更生に必要な場合、社会福祉協議会の判断で福祉資金として貸し付けることができる」

としています。

 

ですので、近隣社会福祉協議会が、自立更生に必要と判断した場合は、

借入をしてエアコンを購入することもできますが、認めらてない場合は、毎月の保護費を節約して、コツコツ貯めたお金で購入する必要があります。

 

筆者からのメッセージ

僕は、地方公務員でケースワーカーとして、生活保護を担当してきました。

毎日、たくさんの保護相談を受けてきましたし、このページを読んでいるみなさんの中にも、保護を検討されている人も多いと思います。

しかし、実際の現場に出て分かったことは、生活保護の実情はそんなに甘いものではないということでした。

僕は、みなさんには、生活保護はオススメしません。

かといって、このサイトにたどり着いたみなさんに

今さら、「真面目にコツコツ働きなさい。」とも、いうつもりはありません。

 

お金がなく、生活に困っている、みなさんの役に、何とか立ちたいという想いから

地方公務員で、ケースワーカー経験者でありながら

生活保護を受けるよりも、「簡単」に生活苦から抜け出せる方法を

精一杯考えましたので、ぜひ、ご覧になってみてください。

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