生活保護を相談しに来られる方の中で、うつ病で仕事ができなくなってしまった、という相談者もとても増えてきました。

景気が悪くなり、その分のしわ寄せを一人の従業員に負担をかけるブラック企業が多くなってきた結果だと思います。

過労等で、仕事ができなくなると当然、収入が減ってしまいますので当然、心配になりますよね。

しかし、いきなり生活保護、という訳にはいきません。

 

生活保護を受給するためには、収入が無いことの他に

 

・資産を一切持っていない

・親族の扶養を受けることができない

・その他、車を手放す、病院から就労が難しいことの証明をもらう

 

など、クリアしないといけない条件がたくさんあります。

 

また、生活保護を受けるデメリットも多々ありますので

まずは他の方法で生活の安定、立て直しを図るのが最良だと思います。

 

今回の記事では、うつ病で仕事ができなくなってしまった人が

どのような対処をしていくのが一番いいのかということを

ケースワーカー&障害者担当の視点から説明していきたいと思います。

 

 

診療所、クリニックなどの診断を受ける

まずは受診をしていないなら、病院で正しい診断をしてもらいましょう。

結構あるパターンなのですが

職場で人間関係が上手くいかず、働けなくなってしまって

うつ病だと思い込んでいたら

 

実は

自律神経失調症だった

発達障害だった

ということも良くあります。

 

違う障害だと対処法や治療法も変わってきますので

まずは自己診断をするのではなく、専門の病院で診断をしてもらいましょう。

 

ちゃんとした診断書をもらえることができれば

給料をもらいながら休むことができる病休扱いも視野に入ります。

病休扱いで給料をもらいながら休むことができれば

落ち着いて、次につながる対処をしていくこともできます。

 

また、診断次第では労災認定にもつながり、補償や慰謝料をとれる可能性もあります。

 

 

院内ソーシャルワーカーに相談する

多くの病院には、院内にSW(ソーシャルワーカー)を配置していますので

受診した際はぜひ相談してみてください。

 

 

医療ソーシャルワーカーとは

保健医療機関において、社会福祉の立場から患者さんやその家族の方々の抱える経済的・心理的・社会的問題の解決、調整を援助し、社会復帰の促進を図る業務を行います。

具体的には、

1. 療養中の心理的・社会的問題の解決、調整援助

2. 退院援助

3. 社会復帰援助

4. 受診・受療援助

5. 経済的問題の解決、調整援助

6. 地域活動

を行っています。
〔厚労省『医療ソーシャルワーカー業務指針』より〕

 

上記のように、SWは色んな事業所や機関の情報を持っていて

患者にとって適切な支援先とつなげるのがお仕事ですので

相談は本当にウエルカムなので遠慮せず相談してみてください。

 

 

障害年金を受けれるか検討する

これも必須です。

障害年金を受給できるか、早急に動いていきましょう。

 

もし障害年金がもらえることになれば

1級なら年額 974,125円 (月額 81,177円)

2級なら年額 779,300円 (月額 64,941円)

がもらえることになります。

院内SWや役場の窓口で相談ができます。

 

ただし、障害年金を受給するにも条件があり

なんとなくで申請すると、結構、審査に通らなかったりします。

また、一度審査に落ちると、再審査までにとても時間がかかったり、通りにくくなったりしますので慎重に動いた方が良いですね。

 

役場の職員にとっては、あなたが障害年金をもらえるかどうかについては

極端な言い方をすると、自分事ではないのでどちらでもいいと思っているので、そんなに一生懸命に動いてくれることはありません。

 

そこは自分でしっかり調べて動いていかないと損をします。

僕的に、結構この資料はなかなかおすすめだなと思いましたのでリンクを張っておきますね。

 

例えば、

病院に受診するタイミングで、退職前と退職後では、障害年金をもらえる確率や金額が全く違ってきます。

そういった超お得な情報がしっかり整理されています。

↓こちらから

【傷病手当金・失業保険・ 障害厚生年金受給マニュアル】(悪用厳禁!!)

 

 

障害サービスを受ける(就労移行支援、就労定着支援)

病院へ行って「うつ病」や「統合失調症」「発達障害」などの病名が判明したら、障害サービスを受けることができます。

これは、障害者の方が自立して生活できるようにサポートすることを目的とした国の制度です。

 

その中でも、就労について下記の2つのサービスがあります。

これらのサービスを利用すると、利用者に最も適切な働き方を一緒に考えてくれて、かつ就労先も一緒に探してくれるので、かなりの人が利用されています。

特に就労移行支援は就業率が90%というところも多いので、ぜひ利用してみて下さい。

 

障害担当者の視点から言いますと、障害を持たれている方が障害サービスを利用することで

自立され、不安なく暮らされていくのはとても良いことだと思っていますので、本当に遠慮せずに利用してほしいと思っています。

 

就労移行支援

簡単に言うと、障害者の方々の就職のお手伝いをするプロです。

障害の特性を調べてくれ、再就職に向けて本人にあった仕事を一緒に検討してくれます。

また、就職後も就職先までフォローしに訪問してくれたりと、その職場に本当に落ち着くまでサポートしてくれるので、本当におすすめの障害サービスです。

 

希望する就職に必要な知識と能力を身につける職業訓練

履歴書や応募書類の添削、模擬面接などの就職活動サポート

就職に関する相談や支援

求職活動に関する支援

ご本人の適性に合った職場探しやアドバイス

企業における職場実習などの機会の提供

就職後の職場定着のための支援

その他必要な支援

 

また、休職者を対象とした復職のサポートするリワークを実施しているところもあります。

リワークとは、主に精神疾患などの精神面の不調から休職をした人に対して行われる、職場復帰を目指したリハビリプログラムです。

休職から復職に至る間の橋渡しとしての役割を持っています。

 

リワークのリハビリプログラムは下記のとおり

休職に至った原因を知る

リワークに関わる精神保健福祉士や臨床心理士などの専門家と面談をしながら、なぜ体調を崩してしまったのか、どんな原因で精神的な不調をきたしたかを把握します。

これによって復職後に再び同じ原因で体調を崩してしまうことを予防することに繋がります。

自己管理を通して、再発予防や症状の緩和を目指す

チェック表などを用いて生活リズムを整え、規則正しい生活を実現していくとともに、自分自身の疲労度合いや気分の波を把握できるようにして、自己管理能力を高めます。

休職期間中に体調を安定させることももちろんですが、復職以降も生活リズムに合わせて自分のコンディションを整えられるようにすることで、長く働くための能力を養います。

 

業務に復帰する準備を行う

職場に近い環境でのプログラムや作業を行うことで、

・復職時に想定されている業務に必要なスキルそのものの維持向上

・職場でのコミュニケーションなど、業務スキル以外の向上

・業務時間や複数であたる業務など、復帰後を想定した環境に慣れる

などの実現を目指します。

実際の環境下で役に立つ能力・技能を向上させることで、業務を円滑に行い、負担なく職場復帰できる状態を実現できるようにします。

 

就労定着支援

いざ就職や復職ができたとしても、以下のような悩みがあると思います。

・仕事でミスが多くて困っている

・上司や同僚とうまくコミュニケーションが取れない

・体調管理ができず、遅刻や欠勤が増えてしまう

・せっかく給料をもらっても、お金の管理ができない

こういったとき、自分ひとりではどう対処していいか分からず、抱え込んでしまいがち。

就労定着支援では、事業所が、障害のある方の就労上の問題解決を支え、また、障害のある方を取り巻く社会的資源に対しても必要な連絡調整やアドバイスを行ってくれたりします。

 

とはいっても、事業所がいっぱいありすぎて、どうしていいか分からなくなると思いますので

一応、僕のおすすめの就労移行支援事業所を紹介しておきますね^^

 

○おすすめの事業所

うつ病を専門の就労移行支援事業所

↓こちらをクリック

職場定着率90%!うつ症状専門の就労移行支援【シゴトライ】


もし、診断名がうつ病ではなく、統合失調症、発達障害だった場合

 

統合失調症専門の事業所

↓こちらをクリック

職場定着率93%!統合失調症専門の就労移行支援【リドアーズ】


 

発達障害専門の事業所

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職場定着率90%!発達障害専門の就労移行支援【リンクビー】



 

 

役場の障害者相談を利用する

障害者のための相談窓口を設置している役場も増えてきています。

障害に関する全般的な相談を受けることができますので、そちらも利用するのも有りだと思います。

 

まとめ

うつ病で仕事ができない場合は、一人で行動せず、専門家の力を借りる

これが一番いいです。

 

精神疾患を患い、一人で抱え込んでしまうのは、本当に辛いことだと思います。

・医療

・SW

・就労支援事業所

・役場

みんな、あなたを助けたいと思っているので、遠慮せず問い合わせてみて欲しいと思います。

 

 

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